★肥満とは?
体重が単に重いことではなく、体重に占める体脂肪の割合が多い状態のこと。 身長156センチで体重が40キロ台だからやせてるとか、50キロオーバーだから太ってるとは言い切れないのです。
★肥満の判定方法
色々ありますので、いくつかご紹介します。
- BMI法…身長と体重のバランスから体格を判定するものです。
〈計算式〉 BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m)で計算した結果が、18.5以下ならやせています。18.5〜25ならふつう。25以上なら肥満です。
- 体脂肪率計測…身体に占める体脂肪の割合です。 基本的に肥満かどうかの判断はこの結果が大切です。
女性で20〜25%なら健康範囲では十分です。 美容的にいうならば30歳までは17〜20%が理想。30歳以上は20〜23%が理想です。 健康的にも美容的にも25%を越えると肥満と判断されます。
- 体型チェック…文字通り、体型から判断します。
洋なし型なら皮下脂肪が多いタイプ。 りんご型なら内臓に脂肪が集中しています。 りんご型は生活習慣病になりやすいので特に注意が必要です。
★なぜ太るのか?肥満のしくみ
安静にしていても生命維持のために使うエネルギーのことを基礎代謝といいます。 その基礎代謝に必要な量以上のエネルギーをとると、あまった過剰エネルギーが脂肪となってたまるのです。 また脂肪細胞は「限界」という言葉を知りません。 運ばれてきた「余り」を次から次へとうけとって、どんどん肥大していくのです。
ですから食べ過ぎた分は、運動などで燃やしてやる必要があります。
また、人間は歳をとると基礎代謝そのものが低下します。 そうすると、今までと同じ量の食事ではあまりのエネルギーが出てしまいます。歳がいくと太りやすくなるのもこのためです。
このことから、ダイエットには「運動が必要」→とりすぎたエネルギーを燃やしてやるため とか、「食事量を減らす」→基礎代謝率にあわせた量にコントロールするため という方法が一般的なのです。
★肥満の種類
大きく分けて次の2つの肥満があります。
■単純性肥満・・・食べた量と運動量のバランスの悪さからくるもの。肥満の人の9割はこのタイプです。
■症候性肥満・・・なんらかの病気のためホルモンなどのバランスがくずれたり、薬の副作用で太ってしまいます。
個人の生活改善やエステなどで解消できる肥満は単純性肥満です。 また、肥満が原因で起こる病気もありますから、太っている人ははやめにダイエットすることをおすすめします。 女性の場合は不妊症や生理不順などの原因にもなります。
本人の生活とは関係のない部分からきている症候性肥満の方はお医者さんなどの指示に従ってくださいね。
★セルライトって?
ダイエットに関心のある方にはよく聞く言葉だと思います。 肥満により肥大した脂肪細胞が血行の流れをさまたげ、その機能を鈍らせてしまうと、
脂肪細胞のまわりに老廃物や水分がたまって、大きな塊となります。 これをセルライトといいます。
セルライトができると、さらに血行のを妨げ、またまた新たなセルライトを作り出し、周囲の脂肪細胞とくっついて、どんどん肥大化していきます。 ひどくなるとそれが皮膚の表面にデコボコとみえるようになってきます。 手でまわりの肉をつまんでみたり、ねじってみたりすると見えるうちはまだマシですが、普通に見てもデコボコとなってきたら大変です!!体重を落とすだけのダイエットやエクササイズでは解消することができない、めんどうな存在ですが、放置しておけば状況はますますひどくなります。
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